逢茶喫茶 逢飯喫飯(ほうさきっさ、ほうはんきっぱん)禅語 禅書 書道作品


逢茶喫茶
逢飯喫飯

ほうさきっさ、ほうはんきっぱん


妙なクセのある友人がおりまして。

そのクセはおもに食事の時にあらわれるんですが、例えばみんなで「おいしいね」と言いながら焼肉を食べている時に、「あの焼肉屋に比べたらイマイチだね」という話をしてみたり、「このサラダおいしいね」と言いながらイタリアンを食べている時に「あのイタリアンのお店はアンチョビが入っててここよりもっとおいしいよ」と言ってみたり。

きっと親切心で情報提供してくれているんでしょうが、なにも「おいしい」って言いながら食べている最中じゃなくてもいいのに。しかも、いざ店選びを…っていう時にかぎって肝心のその情報が出てこないという。どないやねん、といつも思うわけです。


閑話休題。お茶を出されればお茶を飲み、食事を目の前にすれば食事を楽しむ。禅語「逢茶喫茶、逢飯喫飯」とはそういう意味の言葉です。

遊びのことを考えながらうわの空で仕事をしてみたり、楽しく遊んでいるはずなのに明日の仕事のことを思ってブルーになってみたり。今この瞬間を味わい、楽しむ。当たり前のことを言っているようですが、なかなかできていないことかもしれませんね。


禅のことば – 095 / 365

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