八風吹不動天辺月 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


八風吹不動天辺月

はっぷうふけどもどうぜず、てんぺんのつき


この禅語に書かれている「八風」とは、こうあってほしいという四つの欲、「四順(しじゅん)」と、避けて通りたいという四つの欲「四違(しい)」を指しているそうです。ちなみに「四順」は、得したいと願う「利」、褒められたいと願う「誉」、賞賛されたいと願う「称」、楽がしたいという「楽」の四つ。「四違」は、老いたくないという願望「衰」、けなされたくないという願望「毀」、そしられたくないという願望「譏」、苦しみを避けたいと願う「苦」の四つ。

この語は「風が吹いても変わらず天にかがやく月のように、煩悩に振りまわされずどっしりとかまえよ」という風に解説されることが多いようですが、ボクはちょっと違うニュアンスで読みました。「欲得や不安に惑わされると見失いがちだけど、真実は良くも悪くも天の月のように変わらずそこにあるからちゃんと向き合いなさい」と。


ちなみにこの書は、「ほとけのいろは」というお芝居のパンフレット用に書き下ろしたもの。
明日の初日におじゃまする予定なんですが、この言葉が脚本のモチーフになっているとのことなので今から楽しみです。

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禅のことば – 160 / 365

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