羽(はね・う・は・ば・わ)

(はね・う・は・ば・わ)
hane – u, ha, ba, wa

翼。
鳥の全身を覆う羽毛。
やばね。矢につけたはね。
はねのある鳥。
翼状のもの。特に、器具・機械に取り付けた翼状のもの。
舞のとき手に持つ、きじの尾ばねでつくった飾り。
うさぎを数えるときのことば。



鳥の両翼をあらわす象形文字です。
よく、羽根と羽の違いは…というハナシがありますが、これは和語の「はね」にあてた漢字が「羽根」で、その後根が取れて「羽」という字単体で使うようになったというのが通説です。抜け落ちた鳥のハネ1本を言うときには「羽根」で、つばさに生えているハネが「羽」という使い分けがなんとなくありますが、これは慣用的なものでとくに根拠はないようです。余談ですが、昆虫のハネは別に「翅」という字があります。

ボクの実家は大阪の羽曳野市というところ。この「羽曳野(はびきの)」という地名は、そのむかし日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が伊勢で亡くなり、その後白鳥となって「羽を曳くがごとく」河内の旧市邑(現在の羽曳野市古市)に飛来したという、日本書紀に書かれた日本武尊の白鳥伝説に由来しているとか。びっくりするくらいちっちゃいですが、今でもその縁起を祀った白鳥神社という神社があります。
日本武尊になぞらえて「羽」の字を名付けに使うのもいいかなと思うんですが、ちょっと畏れ多いでしょうか。

字としては「翼」や「翔」にくらべておとなしい印象の「羽」ですが、小さいながらしっかり飛べる羽をイメージして書いてみました。