不退転 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


不退転

ふたいてん


よく力士の横綱昇進の口上や、政治家の決意表明で耳にする言葉ですね。不退転とは、退かない、後戻りしないという決意をあらわす言葉。もともとは仏道の言葉で、「出家して仏門に入ったら後戻りはできない」という境地をあらわしているとか。
「後に退かない決意」というとなんだかすごいことのようだけど、例え愚直であっても「辞めない」ということだと置き換えれば少しは景色が違ってくるんじゃないでしょうか。

「何年も続けて毎日書を書くってすごいですね」とよく言っていただくんですが、ボクの中では「続けている」というよりも「辞めてない」という感覚。これからも毎日続けるであろう洗顔や食事に不退転の決意など必要ないのと同じです。辞める理由が見つかるまでは書き続けます。きっと。

…とかそんなことを考えながら書いていたら、はじめの書よりも少し力の抜けた字になりました。
同じように書いたつもりなんですが、不思議です。


不退転


禅のことば – 147 / 365

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