堪對暮雲歸未合 遠山無限碧層層 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


堪對暮雲歸未合
遠山無限碧層層


ぼうんのかえっていまだがっせざるにたいするにたえたり、えんざんかぎりなくへきそうそう


ここ半年くらいなんとなく雲が晴れなかった友人から、晴れ晴れとした顔で転職を決意したよという報告がありました。

行った先が楽園とはかぎりませんが、少なくとも去ることになる古巣と、そこで過ごした期間が自分の人生に何をもたらしてくれたかの答えはいずれ得ることになるんでしょう。それってきっと卒業を機にひとつ成長するってことですよね。なにはともあれ、ワクワクしてる顔が久しぶりに見れてよかったなと。

閑話休題。

夕暮れが迫った空に散り散りだった雲が帰りはじめ、山を覆い隠そうとしている。
その合間から見える山々は、緑深く幾重にも重なってどこまでも果てしなくつづいている。

今日のお題はそんな雄大な情景を描写している碧巌録の詩の一節。仏典の詩なので、きっと修業の道は限りなく続いているということを暗示しているんでしょう。

どこまで行っても先には山々が連なってゴールは見ませんが、だからといって歩みを止めても景色は変わらないわけで。ならば目の前の山をひとつ越えてみて、これまで見ることがなかった向こう側の景色を楽しむ。
そんな感じがいいんじゃないですかね。


禅のことば – 193 / 365

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