えみし(蝦夷)


えみし(蝦夷)
EMISHI
historical term for non-Yamato peoples in northern Japan



そのむかし、関東以北に住む先住民を指して「えみし(蝦夷)」と呼んでいました。北海道のイメージが強いですが、古くは北関東〜東北、北海道までの東国の人々の総称だったようです。ちなみにこの呼称はあくまで大和朝廷から見た時の呼称であって、当の先住民たちが自ら名乗っていたということではありません。

えみしという呼称は「神武東征記」という東国開拓の歴史を記した書物に「愛瀰詩」の表記で登場するのが初出。それによると「えみし」たちは男女とも髪を結い上げ、全身に入墨を彫った勇敢な民族だったようです。語源についてはよくわかっていないそうですが、「蘇我蝦夷」のように朝廷サイドの人々が名前につけた例も見られることから「辺境の勇者」というような勇猛なイメージを意味する語だったんじゃないかと言われているとか。余談ですが「エゾ」という呼称が登場するのは11世紀になってからだそうです。

写真は蝦夷の地から届いたおいしいメロン。
ボクの知る限り、蝦夷の地に住む現代の人々はとてもおだやかで優しい人ばかりです。


やまとことば – 267 / 365

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