鏌鎁在握 禅語 禅書 書道作品 zen zenwords calligraphy


鏌鎁在握

ばくやあくにあり


この書を書いている時、BGMがわりにつけっぱなしになっていたテレビのバラエティ番組で、学歴偏重の採用についてアリかナシかを座談しているのを見るでもなくボーッと見ていました。

学歴が就職に影響しているという統計的な数字は事実として確かにあるんでしょう。でも、それはイコールもともとの資質の違いということではなく、受験勉強に打ち込むことで資質を最大化しようと努力をしたか否かの経験値の差やと思うんです。番組では、学歴がその後の年収に影響しているというハナシも出ていましたが、脳味噌ではなく身体能力を最大化したアスリートもやっぱり年収が高いわけで。

閑話休題。

「鏌鎁(ばくや)」とは、そのむかし呉の国の刀匠が作ったと云い伝えられる刀剣。「鏌鎁在握」は、仏性をその名刀に例え、誰しもが仏になりうる資質を持っているという意味がこめられた禅語です。

みんな持ってる資質は五十歩百歩。(いい意味で)
それを自己判断で過小評価して使わなければゼロのままですが、前向きに使い始めればゼロがイチになり、イチがジュウになりヒャクになり。そこからが大きな差になっていくんとちゃうかなと。

やむを得ない事情があって大学に進めず学歴を得られなかった人も少なからずいるでしょう。でも、ボクの身の回りだけでも中卒、高卒で年商ウン億円の会社を経営している友人が少なくとも10人はいます。そのことをぜひ知ってほしいなぁ。


禅のことば – 210 / 365

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