あまくだりびと(天降人)


あまくだりびと(天降人)
AMAKUDARIBITO
avatar of a god



人の形に姿を変え、地上に降り立った天上人のことを、そのむかし「天降人(あまくだりびと)」と呼んでいました。


故爾に天津日子番能邇邇藝命に詔りたまひて、天の石位を離れ、天の八重多那雲を押し分けて、伊都能知和岐知和岐弖、天の浮橋に宇岐士摩理、蘇理多多斯弖、竺紫の日向の高千穂の久士布流多氣に天降りまさしめき(古事記より)

万国共通で神はだいたい天上界からやってくるもの。日本神話においても、邇邇藝命(ににぎのみこと)が、天照大神の命を受けて人の形に姿を変え、日向国の高千穂峰へ天降(あまくだ)ったという「天孫降臨」と呼ばれる伝承があります。邪馬台国と同じでこの「日向の高千穂の久士布流多氣」が現在のどこに当たるのかはいまだに論争が絶えないそうですが、まぁそもそも有史以前の神話のオハナシですからロマン半分で読むのが正しいでしょう。天から現れた万能の神を、宇宙人の存在とシンクロさせてみたり、この手のハナシは正解がわからないだけに興味がつきませんね。

でもいずれにしても、「あまくだりびと」と呼ばれているみなさん、ちょっとは神がかった活躍を見せないと天上界から怒られますよ。


大和ことば – 328 / 365

毎日一語、趣きのある大和ことばをえらんで書にしています。
Facebookで日々公開していますのでもしご興味があれば。