あこぎ(阿漕)


あこぎ(阿漕)
AKOGI
cruel and heartless



逢ふことを 阿漕の島に引く網の たび重ならば 人も知りなむ
… 古今和歌六帖

阿漕(あこぎ)の意味は、強欲な、図々しい、厚かましい、義理人情に欠けて悪どい… などなど。
ことばの由来は、伊勢神宮にお供えする魚を取ることから禁猟区とされていた三重県津市の阿漕が浦で繰り返し密漁を繰り返した漁夫の逸話からきています。

物語は、病を患う母のために悪いと知りながらヤガラという魚を繰り返し密猟する平次という男の話で、ちょっとした美談風。そんな逸話が元となって、室町期には「度重なること」、江戸期には「しつこい」という意味で使われるようになったそうです。いずれにしても阿漕ヶ浦にとっては不名誉なハナシですね。


大和ことば – 333 / 365

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