秋津(あきつ・あきづ)


あきづ・あきつ(秋津)
AKIZU
The ancient Japanese name



あきつ、あきづはトンボの旧称。

また日本の、正確には日本の本州の旧称として、日本書紀には「大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)」、古事記には「大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)」と記載されています。
これは、山の上から日本の国土を見た神武天皇が「あきつが交尾しているような形だ」と言ったという伝承に由来しているとか。今の本州を見てもとてもそうは見えませんが、当時はそういう形をしてたんでしょうか。

現在、日本の正式な国号は「日本国(にっぽんこく)」ですが、これは平安のころに定まったものと言われているものの詳細はよくわかっていません。そこに至るまでに 八洲、敷島、秋津島、扶桑、大和などの別称がたくさんありますが、そもそも「倭」と「日本」は別の国で同じ本州に混在していたという史記もあるくらいなので、それぞれが別の国を指していた可能性も。

余談ですが、国際表記で使われる「JAPAN」は、中国からヨーロッパに伝わった「日本」の中国語読み「ヤーパン」のアルファベット表記だとか。こういうことをちゃんと知っておきたいと思う今日このごろです。日本人として。


大和ことば – 076 / 365

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