禍事なり禍事なり
剣の刃上にして
山林の道人は
道成り難し
poem by Ikkyu Sojun287/365 : 2018/10/14
一休宗純禅師の「狂雲集」より。
禍(わざわい)が相次ぎ、世の人々は剣の刃の上のような厳しい状況にあるというのに、山門の僧は本業をおろそかにするものばかりだ、とそんな感じでしょうか。
破天荒で知られる一休和尚ですが、遺された詩歌をよくよく読んでみると、言っていることは至極まともだったりします。
あけすけで直球ど真ん中のコトバを投げると変わりモノ扱いされるのは、いつの時代も同じなようで。
この一休和尚の詩、「山林の道人(僧侶)」という部分を「霞ヶ関の道人」に置きかえて現代の政治屋のみなさんに贈呈したいなぁと。そんなことをかんがえながら。