佐波理 copper arroy  書道作品 japaneseart japanese calligraphy 書家 田川悟郎 Goroh Tagawa


佐波理

sawari, sahari : copper arroy
166/365 : 2018/6/15


お香のかおりや鈴(りん)の音色って、どうして気持ちが落ちつくんでしょうか。
それが日本人だから、とかそういう雑なハナシではなく、もしかしたら香り成分や音色、波長になにかそういう効果があったりするのかなぁと。
仏壇のない家に育ち、お香にもお鈴にも縁のない生活をしてきたボクにもそういう感覚が残っているのがなんともふしぎなわけです。

閑話休題。

そのむかし、銅に錫と鉛を加えた、「さはり」なる合金があったそうで。なんでも、その「さはり」で作った仏具や器はたたくととてもいい音がしたとか。
集中力を高めるために「りん」でも鳴らしながら仕事をしてみようかなとおもう今日このごろ。


さはり
響銅 / 佐波理 / 胡銅器
sawari, sahari
銅にスズ、鉛を加えた合金で,たたくと良い音を発するため響銅と書かれ、佐波理とも書かれる。その語源は『箋注和名抄』では、鈔鑼が沙不良。佐波利と転訛したものという。正倉院文書に「羅五重鋺」という記述があり、「羅」は佐波理を指すものと推定される。
佐波理は鋳造、挽物(ひきもの)仕上げに適した銅合金で、東京国立博物館の法隆寺献納宝物中の加盤などがこれに当たると考えられる。正倉院宝物中の加盤の表面観察結果では、銅にスズ、鉛が数%含まれていることが報告されている。(世界大百科事典より)