坂本龍馬 暗殺5日前の書簡 書道作品 japaneseart japanesecalligraphy


坂本龍馬の書簡より

Ryoma’s letter
002/365 : 2018/1/2


もし幕末の日本に生まれていたら、どんな生き方をしてたでしょうか。
まぁきっと大局のうねりに流されるままに平々凡々な人生を送ってたんでしょうけど、ただボケっと時代の寵児たちに憧れててもつまらないので、せめて妄想だけでもドラマチックに。


坂本龍馬 暗殺5日前の書簡 書道作品 japaneseart japanesecalligraphy


今日の書は、2017年1月13日に公開された、坂本龍馬が暗殺される五日前に書いたと見られる書簡の一節です。
龍馬の気分になって10枚ほど書いてみました。
字を見て想像するに坂本氏、良く言えばおおらか、悪く言えばちょっとガサツで、わりとせっかちで行き当たりばったりな気質だったんじゃないですかね。

龍馬の直筆で、なおかつ「新国家」ということばが含まれていることで盛り上がったけれど、読んでみると「三岡さんの上京が一日遅れたら新国家の予算の成立が一日遅れるので急がれたし」という至極普通な内容。あえて「三岡兄…」のくだりの「三岡」を省いて「兄」から書き始めてみたので、龍馬から自分に届いた書状だと妄想しながら読んでみてください。
ボクはもし幕末に生を受けたならば、これを書いた龍馬の立ち位置じゃなく、新国家の予算成立を左右するくらいの重要人物である福井藩士、三岡八郎の役回りとして生まれたいなと。


一筆啓上仕候
此度越前老候
御上京相被成候段
千万の兵を得たる
心中に御座候、
先生ニも諸事
御尽力御察申上候
然るに先頃御直ニ
申上置キ三岡
八郎兄の御上京
御出仕の一件ハ急を
用する事に存候得ハ
何卒早々御裁可
あるべく奉願候、三岡
兄の御上京が一日
先に相成り候得ハ
新国家の御家
計御成立が一日先に
相成候と奉存候、
唯此所一向ニ御尽力
奉願候
– 誠恐謹言 龍馬

… 意訳
一筆啓上差し上げます。
このたび越前の老候が上京されたことは千万の兵を得たような心持でございます。
先生(中根雪江)にも諸事ご尽力いただいたこととお察し申し上げます。
しかしながら先頃直接申し上げておきました三岡八郎兄の御上京、御出仕の一件は急を要する事と思っておりますので、なにとぞ早々に御許可が下りますよう願い奉ります。
三岡兄の御上京が一日先になりましたら新国家の御家計(財政)の御成立が一日先になってしまうと考えられます。
唯、ここの所にひたすらご尽力をお願いいたします。